好きな物を買える

チョコレートが好きだ。

食べたくなるとゴディバに行く。

両親も子供も好きなチョコレート。

いつも買うビスキュイを二箱ずつ。

クルスティンにクロコノアが好きだ。

どちらもよく買うチョコレート。

迷ったがブランプラスにした。

実家の分と自宅の分。

タワーマンションの友人にお裾分け。

バレンタインも近いから丁度いい。

両親に渡すと喜んでいた。

両親は高齢だが食事も甘い物もよく食べる。

大事な人が喜ぶ姿を見るのはいい。

渡してよかった。

そう思える。

タワーマンションの住人にお裾分け。

パン教室に一緒に通っている友人だ。

お互いにチョコレート好き。

この友人からもよくお菓子を頂く。

ゴディバを渡すと喜んでくれた。

少しは早めのバレンタインにと。

帰宅後子供と食べた。

グランプラスを広げビスキュイを出すと子供は大喜び。

チョコレートの名前を人と一つ読み上げどれを食べようか迷っている。

その姿を見ながらコーヒーを淹れる。

楽しそうに選ぶ子供の姿がまたいい。

お母さんはいつものにする？

子供が私のチョコレートを取り分けてくれる。

私が好きな物を子供は知っている。

ありがとうと。

ヴェッジウッドのプレートに並べられたチョコレートにビスキュイ。

隣には淹れたてのコーヒー。

子供は紅茶。

いい組み合わせだ。

子供とチョコレートを食べる。

美味しい美味しいと食べる子供の姿がまたいい。

ゴディバのチョコレートは美味しい。

好きなチョコレートの一つだ。

お金が無かった昔。

お菓子を買うお金なんてなかった。

借金と生活費の支払いで背一杯の生活。

余計な物は買えなかった。

買いたい物はあった。

欲しい物や食べたい物もあった。

でもお金が無くて買えなかった。

昼は派遣で働き夜はスナックで働く日々。

それでもお金が無かった。

こんな思いを子供にさせたくない。

食べたい物が食べれないなんて。

悲しい思いをさせたくない。

食べたい物を食べさせてあげたい。

欲しい物は買ってあげたい。

必要な物を用意してあげたい。

お金が無い事で我慢させたくない。

お金が無いのは子供のせいではない。

私に稼ぐ力が無いから。

学歴や資格がないから。

今まで楽をして来た人生だったから。

何一つ頑張ってこれなかったから。

それなのに私のせいで子供に我慢をさせたくない。

諦めて欲しくない。

だから生活を変える為に必死に頑張った。

お金と時間に余裕がある今。

欲しい物が買えるようになった。

食べたい物も買える。

必要な物も変える。

子供が欲しいと思う物を買ってあげる事が出来る。

貯金をした上で十分お金がある。

両親にも親孝行する事が出来る。

お金と時間に余裕がある今の生活に感謝。