来月の予約も入っている。
子供の学校に合わせて予約を入れる。
休みが多い月は予約を断る事が増える。
それでも予約が入る。
短くてもいいから話したいと。
学歴も資格も無いただのおばさんの私。
それなのに話たいと言われる。
ありがたい。
常連は私がシングルマザーという事を知っている。
それでいて応援してくれる。
子供の予定で状況が変わる事も理解してくれている。
それで怒る常連はいない。
予約が多すぎて断っても怒る常連はいない。
仕方が無いと。
別の日に予約を入れてくれる。
ありがたい。
多くの常連に支えられている。
ありがとうございます。
そう言うと常連からお礼を言われる。
予約を入れてくれてありがとう。
時間をとってくれてありがとうと。
こんなおばさんに丁寧に接してくれる。
待機地獄だった昔。
大切にされている。
そう感じた事は無かった。
それはおばさんだからしょうがない。
若くないから仕方がない。
自分でそう決めつけていた。
もう若くはなれないからこんな扱いを受けても仕方がない。
諦めていた昔。
そんな事はないですよと。
みゆきママは教えてくれた。
誰も教えてくれなかった事を教えてくれた人。
目から鱗の事ばかり。
しつこいめんどくさい私にいつも優しくしてくれる。
ありがたい。
がむしゃらに頑張りいつのまにか予約が入るようになった。
気付くと常連が増えていた。
予約が多すぎて断るようになった。
まさか私がこんな風になるなんて。
待機地獄だった頃が信じられないと。
そう常連からも言われる。
しかし事実だ。
何時間待機をしても繋がらなかった昔。
絶望していたあの頃。
もうあの頃の私ではない。
私を救ってくれたみゆきママに感謝。
支えてくれる常連に感謝。