おばさん在宅チャットあいの生活公開

おばさんシングルマザーの私「あい」は、在宅チャットの仕事をしています。 毎月安定的に50万円以上稼ぐ私の生活をブログにしました。 40代になり、チャットを始めました。

贅沢にコーヒーを淹れる時間

コーヒーが好きだ。

飲む直前に豆を挽く。

 

一杯ずつ手挽きする。

 

コーヒー豆を挽く時の香がいい。

挽く時の音もいい。

静かな朝に豆を挽く音が響く。

 

挽いた豆でコーヒーを淹れる。

 

コーヒーの香りが広いリビングに立ち込める。

いい朝だ。

広いリビングにある大きな窓の外を眺めながら淹れたてのコーヒーを飲む時間。

 

贅沢な時間だ。

 

豆は気分によって変えている。

飲み口が軽い物もあればずっしりと重い物もある。

 

その時の好みだ。

 

コーヒーが好きだからお金をかけている。

好きな物にお金をかける事が出来るのはいい。

自分の為に使えるお金。

 

コーヒーをゆったり淹れる事が出来る時間。

 

お金が無かった昔。

コーヒーは毎日飲めなかった。

美味しいコーヒーを飲んだ事ががなかったせいかそこまで好きではなかった。

インスタントを飲んでもただ苦さを感じるだけ。

 

何が美味しいのだろうか。

 

コーヒーを買うお金があったら食材を買いたい。

自分の為に使えるお金があったら生活資金にしたい。

お金と時間に一切余裕はなかった。

いつもギリギリ。

 

足りない事があった。

 

派遣で働いている時。

皆インスタントのスティックコーヒーを飲んだりお茶を飲んだり。

どれが美味しいと。

 

そんな話をしていたのを聞いていた。

 

私はお金が無く水筒の中身はお湯。

麦茶を買うお金も無くお湯を沸かし派遣先に持って行っていた。

お弁当のおかず代も無くおにぎり。

 

シングルマザーで子供の親は私だけなのに栄養も取れない生活だった。

 

え?お昼ご飯それだけ?しかもお湯?

そう言われて笑われる事もあった。

苦笑いをしてやり過ごしていた。

 

惨めで苦しかった。

 

お金に余裕が出来た後。

自分の為にコーヒーを買ってみた。

お店の前を通った時とてもいい香りがした。

これがコーヒーの香りなんだ。

 

インスタントとは違う香りに驚いた。

 

その時コーヒーを飲んで美味しさに衝撃を受けた。

渋い苦みは無く深い香りにコク。

これがコーヒーなんだ。

 

私が今まで飲んでいたコーヒーは何だったんだろう。

 

お店の人にそう言うと色々な事を教えてくれた。

豆や挽き方で味が変わる事。

 

コーヒーの美味しさに気付けた。

 

趣味も好きな事も無かった昔。

お金に余裕が出来たら自分にお金をかける事が出来るようになった。

おかげでコーヒーが好きという事に気付く事が出来た。

 

美味しいコーヒーを飲むたびに心が落ち着く。

 

お金があるからこそ気付けた事。

お金に余裕が出来たら時間にも余裕が出来た。

おかげで手挽きでゆったりとコーヒーを淹れる事が出来る。

 

余裕がある生活はいい。

 

日々の生活に感謝。