痩せたい痩せたいおばさん
毎回会うと痩せたいというおばさん。
痩せたいというだけで何もしない。
数年痩せたいと言い続けて太り続けている。
言葉と行動が逆だ。
痩せたいと言いながら食べまくる。
運動しない。
意味が分からない。
そんな生活で痩せられる訳がないだろう。
なぜ太らないのか太っていないのか。
聞かれる。
私は痩せている訳ではない。
自分なりに普通の体型だと思っている。
子供の母親として参加した時に恥ずかしくないような体型。
好きな洋服を着られる体型。
いい年をしたおばさんだから健康を維持できる体型にしているつもりだ。
それには何でもかんでも好き勝手しているわけではない。
食べる物を選んでいる。
好きな物は食べたい。
だから選ぶ。
幸いお金があるおかげで質がいい物を選べる。
お菓子やスイーツを食べるにしてもいい材料を使っている物。
いい材料を使っている食べ物は少量で満足出来る。
短い時間だがほぼ毎日トレーニングを行い体型維持に努めている。
子供と一緒にトレーニングする事もある。
トレーニングはストレス解消にもなる。
痩せるが口癖のおばさんは食べる事がストレス解消と言う。
美味しい物を食べるではなく食べる量を増やす事がストレス解消なのだろう。
それでは一生痩せない。
ストレス解消に食べる事はしない。
解消は別でする。
ストレスを感じたらエステやスパに行く。
お金が無かった昔ドカ食いをしてストレスを解消した事もあった。
借金と生活費の支払いに追われていた昔。
いつもお金が無かった。
それなのにドカ食いをしていた時期があった。
見切り品や安いパンを買いドカ食い。
食べる事で心を落ち着かせていた。
今思えば過食症だったのかもしれない。
何かを食べている時間だけが安心出来る時間だった。
しかし食べた後酷い後悔に襲われていた。
お金が無いのに食べ物を買い食べてしまったと。
もったいない事をしてしまったと。
意志が弱い自分が惨めで苦しかった。
健康を考えず値段だけを考えて食事をしていた昔。
体型は崩れ不健康そのものだった。
肌は荒れ髪の毛に艶は無かった。
不健康に太り続けていた自分をみるのが辛かった。
お金に余裕が出来てドカ食いをする事が無くなった。
不安に襲われた時ドカ食いをしていた。
不安に襲われる事が無くなったから自然とドカ食いが無くなった。
値段だけで買い物をする事がなくなり好きな物を買えるようになった。
体にいい物を食べられるようになった。
質のいい物を食べ栄養をとれるようになったからか過剰な食欲は無くなった。
昔は食べても食べても満足しなかったのに。
今は質がいい食事を食べているおかげか毎食満足出来る。
パン教室に通っているのでパンを毎日食べる。
お菓子やスイーツも食べる。
それでも太らない。
太りやすかった体質だったが質がいい物を食べるようになり変わった。
おかげで好きな物を食べる事が出来る。
我慢はしていない。
痩せたいが口癖のおばさんに聞かれたら言う。
好きな物を食べて運動しているだけだと。
特別な事はしていないと。
おばさんは大体黙る。
口癖が痩せたいおばさんは痩せられないだろう。
口で痩せたいというだけ。
それでは痩せない。
有言実行が出来ないから私はこのおばさんの事は信用していない。
いい加減な人なんだろう。
そう思っている。
シングルマザーだから子供の親は私一人。
健康を維持する為にも今の体型を維持したい。
こんなおばさんにはなりたくない。
